NHKスペシャル・日本の群像(4)極小コンピューター・技術者たちの攻防

面白かった。
軍事技術としてのRFIDタグというのは意外な盲点だったなぁ。


EPCグローバル/インターメックのRFIDタグにはやっぱり問題が多いなぁと思いました。
独自コードの独占・有料化は幸い避けられたみたいだけれども。
もしEPCグローバルのコード方式がISO標準になったら大変だったな。
まぁさすがにISOが特定企業の利益誘導に繋がる採択をするとは思えないけれども。
(しかし、ISOのRFIDタグ小委員会の委員長がEPCグローバル創設者という時点で怪しいけれどもね。小委員会は通ってもISO全体では否決される…と思いたい。)


じゃあ今後日本はどうしたらいいか。
互換政策を採るしかないんじゃないかなぁ。
EPCグローバル/インターメックの方式を採用しつつそのかわり小型化と低価格化を推し進めるしかないんじゃないかなぁ…。


30兆円市場と言われるRFID
ぜひ我が国にとって利益があるような方式が採用されることを祈っています。


あとTRONプロジェクトについてだけど。
まぁ、失敗例として挙げられていたわね。
仕方がないけれども。
尊敬する坂村健先生の通産省アメリカへの怒りが伝わってきたな。
…ただ、「オープンアーキテクチャ」ではなく「オープンソース」だったらばもう少し流れは変わっていたのにな、とは思いました。


全体的に非常に日本のRFID開発に対して好意的な内容でなかなか面白く見ることが出来ました。
…でもあんまりTRON関係なかったような気がするけど。

8/29 修正/追記

「ETCグローバル」ではなく「EPCグローバル」が正しいみたいですね。
ナレーター滑舌悪いよ…まぁ確かに横文字は難しいけれども。
加えて若干の追記をしました。