Windows/Linux(Gnome、KDE)とMacintoshのGUIの違い、そして「タブ」という新しい概念

GUIの標準化、WindowsMac OS XLinuxGUIの違いに書いたので。
曖昧な話ですので、非常にアラがあります。というか説明しづらい。
なんとなーく分かっていただければそれで良いかな。


これらのGUIには大きな違いがあります。
「ウインドウ」の扱い。
アプリケーション/ウインドウが独立している(=メニューバーがウインドウにくっついている)か、あくまでウインドウはアプリケーションの子分でしかないか。
これはWindowsMac OS(Mac OS X)の両方を使った人間ならよく分かると思います。
しかし、「タブ」という新しい概念の登場によって非常に曖昧になっている。


まず、まぁ分かると思いますが。
ウインドウを切り替える方法。
「そのウインドウをクリックする」というのは両者共通しています。
ただ、この方法はあまり現実的ではないというか、使わないんだよなぁ。
何故かというと単純に画面の解像度が低いから。
自分の場合常時ブラウザ(Firefox)のウインドウが開きっぱなしなので。
最小化という方法もありますが。


Windows(Gnome/KDE)の場合。
タスクバーをクリックしてウインドウを選択する。
どのアプリケーションのウインドウに対してもです。
この方式の利点というのはとにかく総てのウインドウのリストが出ているということ。
出しているウインドウが少なければ簡単に切り替えることができます。
ただ、出しているウインドウが多いと切り替えは大変。


Mac OS Xの場合。
ウインドウの切り替えはまずそのアプリケーションをアクティブにする。
(そもそもこの概念自体が、↑の場合ありませんが)
これはMac OSがもともとシングルタスクのOSを強引に似非マルチタスク化(Multi Finder→System7)したというのに帰来していますが。
そして、そのアプリケーションのメニューバーにある「ウインドウ」メニューで切り替える。
Mac OS Xでは標準化されましたが以前は一部アプリケーションだけの機能だった。
Exposeなんてのもありますが、あれは使ったことがないのでよく分かりません。
(未だにMac OS X 10.2.8を使ってる俺って何なんでしょう)


どっちが優れているとか、そういうのはないと思います。
一長一短。


しかしですね。
ここ数年、特に最近「タブ」という概念がWebブラウザから広がった。
特にGnomeの徹底した「タブ」へのこだわり*1は凄い。
この「タブ」という概念が両者を曖昧にした。


Windowsの場合、非タブブラウザでもブラウザだけを起動して全画面化して「新しいウインドウで開く」を多用すればタブブラウザ的に使えます。
これはそもそもウインドウという概念がないWindows CEを使っていた時代の俺のやり方だけども。
Macintoshの場合無理だった。(「ウインドウ」メニューの登場以前は)


自分のタブブラウザ(Firefox+TbE)の使い方というのは。
関係するものをひとつのウインドウにまとめる、ってやり方です。
エロサイトはこのウインドウ、ブログ関係とかはこのウインドウ…みたいな。
だからそもそも、1つのウインドウで使うことしか考えられていない国産のIEコンポーネントタブブラウザは嫌いです。


不思議なことに、こうするとどんな環境でも同じような使い勝手になる。


なんかなーGUIに関することって説明しづらいけれども…。
「タブ」というGUIの新しい概念が両者(ウインドウにメニューバーがくっついているか、メニューバーが画面上端にあるか)の違いを曖昧にしたというか、良いとこどりというか。
「タブ」とBTRONの融合に関してもネタがあったりしますが…。
んー、ちょっと頑張って整理してみますわ、このことに関しては。

*1:gedit、ターミナルエミュレータまで「タブ」!